千年後の世界 [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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感想 : 2
  • 青空文庫 ・電子書籍

感想・レビュー・書評

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  • 短いですが、濃いお話でした。面白かったです。主人公が冷凍され、千年後に目覚めた世界はいろいろと大変でした。ちょっと、手塚治虫さんや星新一さんのお話の世界を思い出しつつ。終わり方はブラックでした。

  •  青空文庫でもSFが読める! ということで、海野十三を読んでみた。今回は電子書籍ではなく、「えあ草子・青空図書館」http://www.satokazzz.com/books/ での読書。おお、これならPCでも快適に読める!! すごいなあ。作ってくれた人に感謝。

     で、『千年後の世界』は面白かった。千年後の世界=西暦3600年の世界について作者が働かせた想像力については、すこし古いんだけど(火星人とか)次々と自分の身体の器官を入れ替えて永遠に生きながらえる人間は、もとのその人といえるのだろうか? という、「テセウスの船」的なことを考えたりした。
     どんなに科学が進んでも、小惑星の衝突とか避けられないのだろうか。それとも、許可なく地上に上がれなくなってるあたりがなんか関係あるのかな。もう地上は死の大地と化しているのだろうか。みじかい話だけど、いろいろ想像力をかきたてられる。

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著者プロフィール

1897-1949。推理小説家。日本SFの草分け。主な作品に、「電気風呂の怪死事件」「深夜の市長」「赤外線男」「蠅男」「十八時の音楽浴」「地球盗難」「火星兵団」など。

「2018年 『海底大陸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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