感想・レビュー・書評
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かぐつちみどり名義で、童話調をとっているが、夢と現実の境、嘘と本当のことばの応報、語りによる世界の構成、夢野久作の妙技。
オシャベリを戒めるというよりは、オシャベリそのものに迫る。独白形式や書簡形式で外堀を埋めていく夢野久作スタイル対して、夢と語りで描き出す。ところが第三者の視点を持ち出してしまうと、ある意味ではそこに現実味という絶対性をもたらしてしまい、本来の不可思議な在り方を描けなかったのだろう。
そういったことを鑑みて、夢の夢の夢…のようなややこしい語り方をとったのだと思う。
彼のことばに触れるたび、彼と対話がしたくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2019年3月のブンゴウメールにて読みました。
オシャベリ姫に呆れつつ、姫が訪れる不思議な世界にわくわくしました。
そして大団円。良かったです。
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