オシャベリ姫 [青空文庫]

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  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  • かぐつちみどり名義で、童話調をとっているが、夢と現実の境、嘘と本当のことばの応報、語りによる世界の構成、夢野久作の妙技。
    オシャベリを戒めるというよりは、オシャベリそのものに迫る。独白形式や書簡形式で外堀を埋めていく夢野久作スタイル対して、夢と語りで描き出す。ところが第三者の視点を持ち出してしまうと、ある意味ではそこに現実味という絶対性をもたらしてしまい、本来の不可思議な在り方を描けなかったのだろう。
    そういったことを鑑みて、夢の夢の夢…のようなややこしい語り方をとったのだと思う。
    彼のことばに触れるたび、彼と対話がしたくなる。

  • 2019年3月のブンゴウメールにて読みました。
    オシャベリ姫に呆れつつ、姫が訪れる不思議な世界にわくわくしました。
    そして大団円。良かったです。

  • グリムっぽいと思ったのが第一印象。王子様と最終的には結婚するし。
    夢野久作らしいなと思うのは、時々オドロオドロしさがあるところか。カエルの大群口なしの人たちや蜘蛛などなど……。
    クチナシ国では口がある方が不具とするあたり、芥川の河童を思い出させる。

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著者プロフィール

1889年、福岡県福岡市出身。日本探偵小説三大奇書の一つに数えられる畢生の奇書『ドグラ・マグラ』をはじめ、怪奇味と幻想性の色濃い作風で名高い。1936年歿。

「2021年 『空を飛ぶパラソル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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