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青空文庫 ・電子書籍
感想・レビュー・書評
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岡本かの子『鮨』を青空文庫で読む。岡本太郎のお母さんはこんな小説を書く人だったのだな。まっとうで、観察とその描写がみずみずしくて、リズムが良くて。
ぜんぜん関係ないですが、ファーブル昆虫記のアンリ・ファーブルが著した『The Passionate Observer』を読んでいてなぜか思い出してました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
失礼ながら存じ上げたいなかったのですが、
あの爆発芸術家、岡本太郎の母親君で
小説家、歌人、仏教研究家と様々な肩書きを持つ
才女であったご様子。
この『鮨』という作品、
短編ながら序盤、中盤、終盤で
読み応えが大きく異なる。
はっきりいって序盤は退屈。
しかし中盤の母のくだりは
母の愛情を感じさせる
美しい文章に溢れている。
プロフィールを見ると三人婚など
破天荒な印象をも受けるかの子氏だが
こうして普遍的な母の愛を描ききるところなど
かなり多面性をもった人なのかもしれない。
はたして本のレビューなのか
著者のレビューなのかわからなくなってきたが
青空文庫にて無料で読めるのでどなたにも
ぜひ読んでいただきたいなと思う作品。
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著者プロフィール
岡本かの子の作品





