半七捕物帳 67 薄雲の碁盤 [青空文庫]

  • 青空文庫 (2000年2月3日発売)
  • 新字新仮名
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青空文庫 ・電子書籍

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  • 碁盤の上に乗せられた女の生首が、さる旗本屋敷の門前に晒されていたというショッキングな幕開きの事件。主人を思う忠義者の犯行ということで、後味は悪くなかった。
    ただ、半七がどういう経緯で〈伊勢屋の贔屓の取的〉を加害者と目星をつけたのかはわからないが、あまりにも推理が飛躍し過ぎというか唐突感は否めない。

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著者プロフィール

(おかもと・きどう)1872~1939
東京生まれ。幼少時から父に漢詩を、叔父に英語を学ぶ。中学卒業後、新聞、雑誌の記者として働きながら戯曲の執筆を始め、1902年、岡鬼太郎と合作した『金鯱噂高浪(こがねのしゃちほこうわさのたかなみ)』が初の上演作品となる。1911年、二代目市川左團次のために書いた『修禅寺物語』が出世作となり、以降、『鳥辺山心中』、『番町皿屋敷』など左團次のために七十数篇の戯曲を執筆する。1917年、捕物帳の嚆矢となる「半七捕物帳」を発表、1937年まで68作を書き継ぐ人気シリーズとなる。怪談にも造詣が深く、連作集『三浦老人昔話』、『青蛙堂鬼談』などは、類型を脱した新時代の怪談として評価も高い。

「2022年 『小説集 徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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