芥川の事ども [青空文庫]

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  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  •  芥川の死後に書かれた文章。芥川自身の文章を読むと、暗くて、冷たい視線で世の中見てる世捨て人みたいな感じだなーという印象を多く持つ。しかし、この文章を見る限りでは、自分よりも他人を大事にする自己犠牲型の人格が見えてくる。
     文学全集の逸話は、思いがけない芥川の姿が見えてきた。太宰と同じように、怯えて暮らしてきた人なのかもしれない。だからこそ、自分よりも他人を大事にするのかも。

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著者プロフィール

1888年生まれ、1948年没。小説家、劇作家、ジャーナリスト。実業家としても文藝春秋社を興し、芥川賞、直木賞、菊池寛賞の創設に携わる。戯曲『父帰る』が舞台化をきっかけに絶賛され、本作は菊池を代表する作品となった。その後、面白さと平易さを重視した新聞小説『真珠夫人』などが成功をおさめる一方、鋭いジャーナリスト感覚から「文藝春秋」を創刊。文芸家協会会長等を務め、文壇の大御所と呼ばれた。

「2023年 『芥川龍之介・菊池寛共訳 完全版 アリス物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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