神州纐纈城 [青空文庫]

  • 青空文庫 (2010年11月18日発売)
  • 新字新仮名
3.50
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 7
感想 : 1
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

青空文庫 ・電子書籍

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 桃源社が倒産寸前に神保町のあちこちに出回った大量のゾッキ本の中に、既に幻の一冊に成っていた本書を見付けた。
    帰りの『トンカツいもや』と山手線の中で一気に読了し、帰り着いて直ぐに二度目も読んだ。
    三島由紀夫に言われなくても、これは生涯の一冊に成った。
    学生の分際で(……だから?)この未完の大傑作を完成させるのは俺だ!……文字どおり身の程知らずの宣言をし………同じ宣言をした友人達と暫くは狂ったように続きを書き合った。
    勿論、嫌と言うほど身の程を思い知るわけだが……
    生涯の一冊であることに変わりはない。

    ……今でも…色気が無いわけでは無いのだが…。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

(くにえだ・しろう)1887~1943
長野県諏訪郡(現・茅野市)生まれ。早稲田大学英文科中退。大正末期から昭和初期にかけての時代伝奇作家であるほか、劇作家、風俗作家、歌人でもある。ミステリー作家としては、昭和初年代、江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作らが寄稿していた雑誌「探偵趣味」や、「サンデー毎日」を舞台に活躍。主著に『神州纐纈城』など。未知谷から『国枝史郎伝奇全集』(全6巻、補巻1)が、作品社から『国枝史郎探偵小説全集』『国枝史郎歴史小説傑作選』『国枝史郎伝奇短篇小説集成』(全二巻)『国枝史郎伝奇浪漫小説集成』『国枝史郎伝奇風俗/怪奇小説集成』が刊行されている。

「2024年 『小説集 蔦屋重三郎の時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

国枝史郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×