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青空文庫 ・電子書籍
感想・レビュー・書評
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なんじゃこりゃー、っていう内容なんだけど。
まぁ思うがままに言うならば。。ストーカーと言えなくもないけども。お姉さんもいやこれは商売ですから良いけども貢がせてもらったりしつつ最終的には疲れたから手仕舞いすっかというか、いや違うのか、男と女、いや分からねぇぜ、ってことかもしれん。
ラストを見ても、いやこの女の人は追っかけちゃダメっぽいけど、、という含みがまたいやはや。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なにかずいぶん変わった方だなと思いました。京都の粋筋の女性に会いにもいかないでお金だけ送っても、それは都合のいい男と思われるだけではないですかね。よほどの馬鹿なのかよほどの粋人ではないかと思われますが。もしかしたら後者ではないかと私は疑っています。
なぜならば、作者の筆致には特有の軽さがあって、相手の女性に対する執着心があまり感じられないからです。ことによると小説のネタにしたくてこんなことをしているのではないかと思われます。
相手の女性の母親から呼吸をするようにスラスラでてくるそれっぽい嘘がそのへんの作家そこのけに秀逸で、感心してしまいます。
三野村さんの話も面白いです(当時の女性はお座敷に出る以外にも今でいうデリヘル的なサービスもしていたのですね。勉強になります。でも花代を取られていたのではそれは間夫ではなくてお客なわけですから。)
ですが、これらが払ったお金だけの見返りになったかどうかは疑問です。
京都の花柳界の女性のことですから男は騙してナンボと思ってはいたでしょうけど。遠くから見れば、野良犬たちが生肉を食い争っているようで、やはり気の毒なのは女性のほうではないかと思えてなりません。
著者プロフィール
近松秋江の作品





