光と風と夢 [青空文庫]

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  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  • 南国の鮮やかな色彩に囲まれて
    ひとりの人間が生き、死んだ。
    それはことばと共に、書くことだけを頼みに。

    中島敦は、おそらくここで語られるスティーブンソンに自分を重ねている。中島がスティーブンソンとなって現れたと言った方が正確かもしれない。
    スティーブンソンの手記と落ち着いてそれを見つめようとするまなざしとが交互に入れ替わり、南国の風土が立ち上ってくるよう。
    平坦に繰り返される日常。浮かんでは消える現象たち。それでもことばと共に在る者として、目覚めてしまった自分。カフカやカミュ、ニーチェに似た諦めさえも許されない息遣い。
    南国の異邦人に日本の異邦人は何を見たのだろう。

  • 人生を振り返り、主人公が自分自身の行為や・人間性や・自分の仕事に対する評価を下そうと煩悶する場面。

    故郷を離れ、遠い土地で暮らしながら、故郷を様々に見つめ、思う場面。

    南国の、自然描写。

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著者プロフィール

日本の小説家。1909年〈明治42年〉東京都生まれ。1942年〈昭和17年〉に33歳で病没。代表作は『山月記』『光と風と夢』『弟子』『李陵』など『山月記』は雑誌『文學界』に掲載されたことで中島敦の名を初めて世間に知らしめた作品であり、のちに新制高等学校の国語教科書に広く掲載され、多くの人々に読み継がれている。

「2022年 『山月記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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