光と風と夢 [青空文庫]

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  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  • 南国の鮮やかな色彩に囲まれて
    ひとりの人間が生き、死んだ。
    それはことばと共に、書くことだけを頼みに。

    中島敦は、おそらくここで語られるスティーブンソンに自分を重ねている。中島がスティーブンソンとなって現れたと言った方が正確かもしれない。
    スティーブンソンの手記と落ち着いてそれを見つめようとするまなざしとが交互に入れ替わり、南国の風土が立ち上ってくるよう。
    平坦に繰り返される日常。浮かんでは消える現象たち。それでもことばと共に在る者として、目覚めてしまった自分。カフカやカミュ、ニーチェに似た諦めさえも許されない息遣い。
    南国の異邦人に日本の異邦人は何を見たのだろう。

  • 人生を振り返り、主人公が自分自身の行為や・人間性や・自分の仕事に対する評価を下そうと煩悶する場面。

    故郷を離れ、遠い土地で暮らしながら、故郷を様々に見つめ、思う場面。

    南国の、自然描写。

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著者プロフィール

東京都生まれ。1926年、第一高等学校へ入学し、校友会雑誌に「下田の女」他習作を発表。1930年に東京帝国大学国文科に入学。卒業後、横浜高等女学校勤務を経て、南洋庁国語編修書記の職に就き、現地パラオへ赴く。1942年3月に日本へ帰国。その年の『文學界2月号』に「山月記」「文字禍」が掲載。そして、5月号に掲載された「光と風と夢」が芥川賞候補になる。同年、喘息発作が激しくなり、11月入院。12月に逝去。

「2021年 『かめれおん日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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