模倣と独立 [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  • 漱石が文展を見に行って感じたことと同じような気持ちになったことはある。大衆うけを狙えば、みな同じようなものが並ぶ。でも、それは果たして自分の作品なのか?
    森晶麿の黒猫先生の話に、模倣とコピーの話があったが、この場合は、模倣ではなくコピーが正しいのかもしれない。
    もちろん、適応的に生きるためにはコピー、他人と同じように行動するということはかなり重要になる。しかし、己のやること成すこと、全てがコピーであったら・・・。

    どうでもいい話、冒頭の話を読んでいるときに、自分のゼミの先生と前に話したことを思い出してしまった。

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著者プロフィール

夏目漱石
小説家・英文学者。1967年(慶応3年)東京生まれ。帝国大学を卒業後、教師となる。1900年(明治33年)にイギリスに留学し、帰国後の1905年(明治38年)に処女小説『吾輩は猫である』を発表。1907年(明治40年)に新聞社に入社し、以降職業作家として活躍した。1916年(大正5年)に胃潰瘍により死去。享年50才。代表作に『坊ちゃん』『三四郎』『こゝろ』『明暗』などがある。

「2022年 『夢十夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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