漱石が文展を見に行って感じたことと同じような気持ちになったことはある。大衆うけを狙えば、みな同じようなものが並ぶ。でも、それは果たして自分の作品なのか?
森晶麿の黒猫先生の話に、模倣とコピーの話があったが、この場合は、模倣ではなくコピーが正しいのかもしれない。
もちろん、適応的に生きるためにはコピー、他人と同じように行動するということはかなり重要になる。しかし、己のやること成すこと、全てがコピーであったら・・・。
どうでもいい話、冒頭の話を読んでいるときに、自分のゼミの先生と前に話したことを思い出してしまった。