北守将軍と三人兄弟の医者 [青空文庫]

  • 青空文庫 (2003年10月2日発売)
  • 新字旧仮名
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  • 軍人とお医者の皆さんが人間として一応描かれてゐる。
     ソンバーユ―将軍閣下は、謎の着生植物に祟られるは、砂漠の生物に化かされるはで大変であった、と言ふのと、居丈高な北の守り(準備稿から、いはゆる伝染病のパンデミックと言ふ戦場あるあるが功を奏してゐる)としてのソレ、に、医師への恩恵と部下へのソレが描かれてゐる。
     リンと名付くる名医の皆さんも、普通のお医者さんのけっこうなプロとして描かれてゐる。
     決定稿は、人間系はまともだし、獣医関係もブレストプレート(患畜が有蹄類系なので)つけてるし、うん。

  • 医者の姿勢。最後の一文が非常に近代的というか現実的だなあと思った。それでこその名医?

  • 新潮文庫の「新編 銀河鉄道の夜」に収録されてる
    ものをまとめて読んだ中での一篇。

    簡単なコメントで。

    長い間、祖国にも忘れられて戦い続けた北守将軍。
    しかし、彼が医者にかかる時に順番を守らなかったり、
    畑を荒らしたりっていう部分がスルーされてるけどいいのだろうか?

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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