大学で新しい女性について学びました。
男性(漱石など)が書く当時の女性と宮本百合子など当時の女性が書く女性像は違うみたいです。
その点に注目して読んでいきたいとおもいます。
内容としては
伸子はアメリカ留学中、苦しい生活をしてきた暗い印象の佃(つくだ)と、親の反対を押し切って結婚する。これまでの生活の殻を破り、本当の生活を実現しようとする意欲の現れだった。しかし、佃は、ようやく獲得した中流的生活に安住し、伸子を失望させる。本当の生活を求める努力はことごとく失敗し、愛憎の泥沼にあえぐ伸子は、悪戦苦闘のすえ、ついに離婚に踏み切る。親の家からも夫の家からも脱出して、自分の力で新しい生活を切り開こうとする若い女性の真剣な姿は、多くの女性の共感を得た。