春昼 [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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感想・レビュー・書評

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  • 泉鏡花はだいぶ読んだつもりだったのですが、この作品はノーマークだったです。全集に入っていれば、他の作品に埋もれて見えなくなっていたかもしれないです。

    泉鏡花の作品はわりと人間嫌いがテーマで、積極的に人の世の他の世界に行こうとするような主人公が多いですが。本作品はあまりそういう厭世感がないのが特徴ですね。
    ヒロインも、魑魅魍魎のたぐいと考えることもできますが、私個人の今の想いとしては、この方をただの寂しい美しい人ととらえたい心持です。
    他人を自分の悩み苦しみに巻きこみたがるところは大いに迷惑な気もしますけど。

    『草枕』の那美さんに似ているところもあるけど、那美さんのほうが極めて人間臭い気がします。
    それにしても男はこういう美女にいつでも誘惑されたい、という気持ちがあるのですね。笑っちゃうというか気の毒というかなんというか。
    (「春昼」「春昼後刻」の感想をかねています。お粗末さまでございます)

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著者プロフィール

泉鏡花(いずみ きょうか)
1873年11月4日 - 1939年9月7日)
石川県金沢市生まれの小説家。本名は「泉鏡太郎」。明治後期から昭和初期にかけて活躍。尾崎紅葉『二人比丘尼 色懺悔』を読んで文学を志し、上京し本人に入門、尾崎家で書生生活を始める。師弟の絆は終生切れることがなかった。
1893年、京都日出新聞に真土事件を素材とした処女作「冠弥左衛門」を連載。以降、『夜行巡査』、『外科室』、『照葉狂言』、『高野聖』、『婦系図』、『歌行燈』などの作品を残す。1939年に癌性肺腫瘍のため逝去、雑司が谷霊園に眠る。その後1973年に「泉鏡花文学賞」が制定され、1999年金沢に「泉鏡花記念館」が開館。

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