蠅 [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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感想・レビュー・書評

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  • 読みやすかったけど、読み終わったと???となった。
    何を伝えたかったのがわからなくて、考察サイトを読んで作品の深さに気づいた。

    「死」というテーマを頭に置いて、ストーリーを振り返ると蠅と人間達の対比が興味深かった。

  •  なんといっても、カメラワークの妙。
     蠅の目線から捉えた、人間と馬。

     人間にも馬にも翼はない。事故を免れるのは蠅だけである。
     まるで蠅が高等生物かのような倒錯がおもしろい。

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著者プロフィール

よこみつ・りいち
1898〜1947年、小説家。
福島県生まれ。早稲田大学中退。
菊池寛を知り、『文芸春秋』創刊に際し同人となり、
『日輪』『蠅』を発表、新進作家として知られ、
のちに川端康成らと『文芸時代』を創刊。
伝統的私小説とプロレタリア文学に対抗し、
新しい感覚的表現を主張、
〈新感覚派〉の代表的作家として活躍。
昭和22年(1947)歿、49才。
代表作に「日輪」「上海」「機械」「旅愁」など。



「2018年 『セレナード 横光利一 モダニズム幻想集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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