文章と言葉と [青空文庫]

  • 青空文庫
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  • 「頭の中にあるものをはつきり文章に現したい」とすれば自然それまで見聞きしたような言葉のつながりでの表現は断ち切らなくてはならないので「凝りすぎるな」といわれる結果になるわけなんだけど、そこは否定したい芥川さんかわいい。

  • その名のとおり、文章と言葉のついて芥川龍之介が語っている
    頭のなかにあるはっきりしないものをはっきり形にするために文章を書く、そういった文章を書くために弄するというスタンスについては、
    他のどこかでも、確か書いていたと記憶している。
    しかし記憶のなかのそれよりも、やはりはっきりと、その意識を示している。

    言葉については、神という言葉のイメージが日本古来の神から、西洋の神へと変遷していることを指摘している。
    この言葉のイメージについては同氏の作品である「神々の微笑」も合わせて読むと良いかもしれない。

    言葉のイメージの変遷は文章の終わりとも考えられる。
    最後に文章の存続を想って話は終わる

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