ブクログの読書記録に載せられる本を探していて見つけた作品。
タイトルは知っているけれど、考えてみたらちゃんと読んだことはないなぁと思い、今、青空文庫の方で読んできました。
で、読んでみてひとこと。
雇い主夫婦、超暴力的…!
皿1枚割ったくらいで、髪はボロボロにしちゃうし、中指切り落としちゃうし、恐ろしいです。
そんな折檻を想定して、皿を取り落とした瞬間に青褪めるお菊さん。
まあね、あんな暴力的な雇い主だったら、青褪めるのも無理はないと思うんですが、
でもなんか、真っ青な顔で「あああ、どうしよう、あたし、とんでもないことしちゃったわあああ……!」って言ってる様子が浮かんで、すっごく可愛く思えました。
そしてお菊が逃亡したあと、雇い主夫婦の周りで、奇妙なことが起こり始めます。
はたして、それは、彼女の呪いなのか、否か……。
「1枚、2枚……ああっ、やっぱり1枚足りない……ご主人様になんて言われるか……」