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- 青空文庫 ・電子書籍
感想・レビュー・書評
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蝋燭の火で浮かび上がる様子が美しい。
男子校の寮における同性愛の様子を肯定的に描いているが、そのような作品が一般的となった現在には、特別際立ったものは感じられなかった。
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(2020年11月26日 追記)
再読して評価を3→5に変更。
詳細は再読記録にて(ネタばれを多分に含みます)。 -
ヰタ・セクスアリスでもそうだけど‥‥この時代の男子校寮生ってやばい‥‥それが当たり前でやばい‥‥
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思春期の少年同士の友愛というか、わたしは少年じゃないからよくわからないが。
どうなのかなあ……友情と愛情の幅をセックスの有無で固定するような浅い感情はもちたくない。あらゆる若者がするように少女に声をかけて、友達から敵意を感じる。一緒にいることが、できるだけ相手を苦しめないようにと気遣い合うようになる。友達から手紙が来るが、少女によって彼への気持ちは変わってしまった。彼が死んでも、変わってしまった自分にとって彼は未知の人であった……。という構図がいいなあ。
彼女らのために苦しむことをあまりにも愛していた、という表現が好き。置いてきてしまったものへの未練。そして、サナトリウムでの再会、今度は彼に置いて行かれる。短い話だけど、面白い構図だなあと思いました。
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