感想・レビュー・書評
-
割と随筆が多い太宰だけれど、自分のことを書くのは苦手らしい。鉄面皮で自分を出すなんてもっての外な身にとって虚構ではないものを書くのは相当しんどいものだったろうなあ、読者サイドとしてはそういうものも読みたいけれど(なんて無茶な注文)。これも生活の為か……。
原稿用紙を半分にしたものを使って作品を書いていたそうで。こんだけバリバリ破いていたら、「ああっ、勿体ない。」「無駄になった原稿用紙でお酒がどれだけ飲めるか……(なんて考えている自分もまた愚か)」と考えていただろうなあ。私だったらそう考える。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示
著者プロフィール
太宰治の作品





