浅草紙 [青空文庫]

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  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  • 寺田寅彦とは何と博学か、著作を読むために何度も思う。一片の浅草紙に小さく散りばめられた紙片や鉱物のかけらから、エマーソンの「シェークスピア論」に思考が及ぶ。

    私たちは先人から学び、それを元に工夫する。常にバトンの受け渡しのようである。オリジナリティとは、全く新しいことではなく、「要は資料がどれだけよくこなされているか、不浄なものがどれだけ洗われているか」と言っている。

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著者プロフィール

1878–1935
東京に生まれ、高知県にて育つ。
東京帝国大学物理学科卒業。同大学教授を務め、理化学研究所の研究員としても活躍する。
「どんぐり」に登場する夏子と1897年に結婚。
物理学の研究者でありながら、随筆や俳句に秀でた文学者でもあり、「枯れ菊の影」「ラジオ雑感」など多くの名筆を残している。

「2021年 『どんぐり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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