有リさんの感想
2021年9月10日
これが戦後なんだと改めて思いました。 妻への哀れみと胸に重くのしかかる疑念と、真実を知った後の悲しさ。それでもどこかあたたかな気持ちにさせてくれる、大好きな作品です。
1906年生まれ、1955年没。太平洋戦前から戦後に活躍した小説家。代表作に『堕落論』『白痴』『桜の森の満開の下』等。 「2024年 『青鬼の褌を洗う女』 で使われていた紹介文から引用しています。」