狂人日記 [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
3.45
  • (1)
  • (4)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 19
レビュー : 4
  • 青空文庫 ・電子書籍

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 自分の周囲にいる人間が皆食人の習慣を持っており、隙あらば自分を食おうと企んでいるのだという妄想を抱いた男の日記。冒頭で語り手は、日記を書いた本人はすっかり全快して、余所の街に出仕したと聞かされたと書いているが、証左が何もない事を思って深読みすると、ちょっとヒヤリ。まあどう読んでも統合失調症なので、そう簡単には治らないと思うけど、実は本当に喰われているのかもと考えると途端にサイコホラー。

著者プロフィール

本名、周樹人。1881年、浙江省紹興生まれ。官僚の家柄であったが、21歳のとき日本へ留学したのち、革新思想に目覚め、清朝による異民族支配を一貫して批判。27歳で帰国し、教職の傍ら、鋭い現実認識と強い民衆愛に基づいた文筆活動を展開。1936年、上海で病死。被圧迫民族の生んだ思想・文学の最高峰としてあまねく評価を得ている。著書に、『狂人日記』『阿Q正伝』『故郷』など多数。

「2018年 『阿Q正伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

魯迅の作品

ツイートする