精神病覚え書 [青空文庫]

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  • 精神病、主にてんかんや、躁鬱、統合失調症者が措置的に?入院されていた状況を書いたもの。坂口安吾は睡眠をとにかくとっていたみたい。抑圧を解放してというのがフロイドの理論ということだったが(まあ、簡単に言えばそうなる)、これ以上抑圧が無くなったら動物になってしまうというのは。そもそも既に抑圧を解放してるから性欲が亢進したりしているのではないかしらん?と思ったり。
    人生正しくまっとうに!と思ってる人ほど精神病質的になるというのはあながち間違いじゃない。べきで生きてればそりゃ神経すり減るもの。
    現代とは精神科病棟も様変わりしたけれど、変わらないところもきっとあるんだろうな。

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著者プロフィール

1906年生まれ、1955年没。太平洋戦前から戦後に活躍した小説家。代表作に『堕落論』『白痴』『桜の森の満開の下』等。

「2024年 『青鬼の褌を洗う女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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