感想・レビュー・書評
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蘭郁二郎作品によくある、マッドサイエンティスト遭遇パターンの物語。
これからどんな物語が始まるのかというところで話は終了。
同じ蘭郁二郎の『地図にない島』パターンです。
手塚治虫ならここから人間関係が錯綜するドロドロとした物語が描かれるところです。
まあそんな醜い事件を描かずに後は読者の想像に任せるというのも美しくて良いでしょう。
蘭郁二郎は短編小説型の作家なんでしょうね。
紀伊半島南部の秘境が舞台というのは和歌山県出身の私としても嬉しい。
舞台となる田辺は南方熊楠が住んでいた地。本当に山の中にマッドサイエンティストが秘密基地を作っていそう。
舞台の聖地巡礼をしてみたい。
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20180202/p1詳細をみるコメント0件をすべて表示
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