感想・レビュー・書評
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プロレタリア文学はたぶん初めて。特高に捕まった人たちの妻や母親目線の話。思想を持つことを否定しない人もいれば、そそのかされて<はまった>だけなのに、夫の、稼ぎ頭の人生や家庭をめちゃくちゃにしやがってと悲観したり怒り狂ったりする人もいる。最後の裁判のシーンが印象的だった。自分の意思を曲げない人、それを見て馬鹿だと思う人、生きて帰ってこないかもしれないけれども信じて待つ人……いろんな人、いろんな感情があった。
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