どんぐりと山猫 [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
3.10
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感想 : 4
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感想・レビュー・書評

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  • 8月のブンゴウメールにて。
    どんぐりがたくさんでわいわい言っているのと、それを困りきった顔で見ている山猫を想像して笑ってしまいました。
    面白かったです。

  • 何十年ぶりだろう?独特の言葉遣いとリズム、旧仮名遣いと相まって、頭の中で声に出して読んでみると楽しい。
    ラストがいい。

  • みんなの自意識。
    大きく見せたがったり、褒められたかったり、人を下に見て自分を確認したり。

    現実のSNSやらで負の評価でさえゼロよりマシといわんばかりに反応を欲しがる病的なアカウントを見慣れてしまった昨今の感覚では、いちばんダメなやつがいちばんえらいという基準を示されて「自分がいちばんだ!」と言えなくなるどんぐりを健全に感じてしまうな。

  • 著者自身が学の無い人を下に見ているのだな、と受け取れるような描写が有り気になった。

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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