牛 [青空文庫]

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  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  • 江戸柳橋の牛騒動を元にした講談文芸。牛と新年と芸妓の三題話で、ご老人の軽快な語り口と暴れ牛の道中を楽しむ物語です。
    ネタバレになりますが、牛騒動で名を上げた芸妓が、最後は夜盗崩れの男と深い仲になってお縄になったところで「これで小雛(芸妓)が丑年の生まれだと、いよいよ因縁話になるのだが、実録はそう都合よくゆかない。」と話が結ばれます。
    物語の冒頭で牛と縁を持った芸妓が、最後には「丑年の生まれ(ではない)」「因縁話(ではない)」と書かれるあたり、「馬の骨」と同義の「牛の骨」の男と縁を持ったことによる「因縁話」なのでしょう。さらに、熊吉と付き合っている頃、芸妓と牛とは良縁だったと解釈すれば、落ちが深いです。

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著者プロフィール

本名敬二。1872年、旧御家人を父として東京に生まれる。東京日日新聞に入社。記者の傍ら戯曲を書き、『修禅寺物語』『番町皿屋敷』等の名作を発表。捕物帳の嚆矢〈半七捕物帳〉で人気を博した。1939年死去。

「2023年 『江戸の思い出 綺堂随筆』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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