番町皿屋敷 [青空文庫]

  • 青空文庫 (2012年7月18日発売)
  • 新字新仮名
4.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 5
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

青空文庫 ・電子書籍

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 岡本綺堂の番町皿屋敷。
    こっちはわりと小説。
    それも怪談じゃなくて悲恋もの。
    祟らない、弄ばない、恨まない。
    たたただ愚かで一直線で不器用なふたりの話。

    悲しくて馬鹿でどうしようもない破滅型という点で、『モンスター』や『ニュースの天才』を連想した。


    情景と文章が美しい。
    綺堂の話は「正しくない」人たちにも同情があるから優しくて好き。

  • 悲恋や。ピュアラブや……。播磨萌える。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

(おかもと・きどう)1872~1939
東京生まれ。幼少時から父に漢詩を、叔父に英語を学ぶ。中学卒業後、新聞、雑誌の記者として働きながら戯曲の執筆を始め、1902年、岡鬼太郎と合作した『金鯱噂高浪(こがねのしゃちほこうわさのたかなみ)』が初の上演作品となる。1911年、二代目市川左團次のために書いた『修禅寺物語』が出世作となり、以降、『鳥辺山心中』、『番町皿屋敷』など左團次のために七十数篇の戯曲を執筆する。1917年、捕物帳の嚆矢となる「半七捕物帳」を発表、1937年まで68作を書き継ぐ人気シリーズとなる。怪談にも造詣が深く、連作集『三浦老人昔話』、『青蛙堂鬼談』などは、類型を脱した新時代の怪談として評価も高い。

「2022年 『小説集 徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡本綺堂の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×