私の果樹園 [青空文庫]

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  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  • 「豊かな果樹園をつくるのは
     貴い魂にふさわしい仕事だ。」
      
     三木清さんは家庭菜園でも持っていたのかと思えば、著作を果樹になぞらえたものだった。
     しかも味わい深い詩です。三木清はこんな詩も書いていたのですね。
    『如何に読書すべきか』では海外の作品は原書で読むべき、と書かれていた三木師らしく、各国語の作品をそれらしい果樹や風物に例えています。三木師は一体何か国語に通じていたのでしょうか。
     
    「私も私の果樹園をつくろう。」
     
     歴史上、日本人の果樹園の中でも、三木清の果樹園は最も優れた果樹園の一つだったでしょう。
     
    ざわわ ざわわ ざわわ
    しかし海の向こうから 日本人の心の中から
    いくさがやってきた
    あの日三木清は友をかくまい
    治安維持法で逮捕された
      
     この歴史から日本人は何を学んだのでしょう。
     この過ちを再び繰り返そうとしているのでしょうか。
     少なくとも、三木清の著作に学ぶ者はその間違った流れに抗議し抵抗するべきなのではないでしょうか。
       http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170619/p1

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著者プロフィール

1897年、兵庫県生まれ。京都帝国大学哲学科卒。ドイツ留学を経て法政大学教授等を務めるが、1930年に法政大学を辞してからはジャーナリズムで活躍。1945年3月に検挙・拘留され、敗戦40日後の9月に獄死。享年48歳。著作は『三木清全集』全二十巻(岩波書店)にまとめられているほか、『人生論ノート』(新潮文庫)、『読書と人生』(講談社文芸文庫)などは文庫化されている。

「2017年 『三木清遺稿「親鸞」 死と伝統について』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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