本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- 青空文庫 ・電子書籍
感想・レビュー・書評
-
「豊かな果樹園をつくるのは
貴い魂にふさわしい仕事だ。」
三木清さんは家庭菜園でも持っていたのかと思えば、著作を果樹になぞらえたものだった。
しかも味わい深い詩です。三木清はこんな詩も書いていたのですね。
『如何に読書すべきか』では海外の作品は原書で読むべき、と書かれていた三木師らしく、各国語の作品をそれらしい果樹や風物に例えています。三木師は一体何か国語に通じていたのでしょうか。
「私も私の果樹園をつくろう。」
歴史上、日本人の果樹園の中でも、三木清の果樹園は最も優れた果樹園の一つだったでしょう。
ざわわ ざわわ ざわわ
しかし海の向こうから 日本人の心の中から
いくさがやってきた
あの日三木清は友をかくまい
治安維持法で逮捕された
この歴史から日本人は何を学んだのでしょう。
この過ちを再び繰り返そうとしているのでしょうか。
少なくとも、三木清の著作に学ぶ者はその間違った流れに抗議し抵抗するべきなのではないでしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170619/p1詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示