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青空文庫 ・電子書籍
感想・レビュー・書評
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宮沢賢治のお話は、ちょっとわからないところが魅力なのかなと思う。
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クラムボンはかぷかぷわらったよ
タイトルは「やまなし」なんですね
部分的に朗読を聞いて、全文読みたくなりました -
「クラムボンはわらったよ。」
が印象的な童話です。
二匹の沢ガニの兄弟が、川底から水面を見上げている風景を描写しています。
僕の手元にある角川文庫「セロ弾きのゴーシュ」に収録されているものは、七ページです。短編と言うよりは、掌編と言うべき作品で、小説と言うよりは、散文詩と言うべき作品です。
岩手山を右に見ながら雫石峠を越えて秋田県側に迂回して行くと、田沢湖の手前に乳頭温泉郷があります。温泉郷の宿の一つに「蟹場温泉(がにばおんせん)」があります。
夏の盛りに蟹場温泉の露天風呂につかっていたとき、熱い湯へ加水するために引いている沢の水の流れに沿って沢ガニが歩いているのを見かけたことがありました。
それまでカニと言うと、贅沢な食事として出される海のカニしか知らなかった僕は、その小ささに驚きました。
地元の方にお話を聞くと、小さいので食べる時には、丸ごと揚げて食べるのだそうです。
そんな小さな沢ガニの子供の兄弟。小川の流れの底で遊んでいる最中に、川面に上る泡を生物に見立てて「クラムボン」と名前を付けたようです。
「わらったよ」
「死んだよ」
と、泡ができて、浮かび上がり、流れて、消えていく様子を二人で眺めながらお話をしています。
光る水面を背景に、行き交う魚、ながれてくる山梨を眺めているのは、カニの兄弟なのですが、あたかも、自分もかたわらにたたずみ、一緒に眺めているかのような幻想にひたりました。クラムボンが月明かりを反射し、青く光る光線を、僕も目にしたかのような錯覚を覚えました。 -
昔、教科書で読んだ。あの頃感じなかったことを感じるし、あの頃感じたことを感じなくなったのだと思う。本当に、美しい文章だ。
2014/8/14 -
小学生の時、他の授業潰してまで(確か)、議論を重ねた記憶がある。
結局、私のクラスは泡派が多かったのかなぁ??
はっきりと分からない所が、ムズムズしつつも、考える楽しさを貰えます。 -
花もて語れと読むといいと思います
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「クラムボン」…私は「泡」だろうと思いますが、クラムボンはクラムボンであるから良いんだろうなと思います。クラムボンではなく泡や他の何かであったなら、この物語は至って普通になってしまったでしょう。しかし、クラムボンの印象が強すぎて、題名が「やまなし」だったとは…失念していました(笑)
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小学生の教科書で読んだのを思い出して、再読。
したけど、うー・・・んよくわからない…
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宮沢賢治の作品





