神童の死 [青空文庫]

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  • 青空文庫
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  • 子どもが純粋であり、善悪を超えた存在で、
    故にもっとも残酷でもある、という例えは
    古今東西たくさんあると思うけど、
    この事件ほどショックな事例は
    初めてです。

    白秋氏は、
    その無垢さや責任感にまで思いを馳せ、称えてているけれど、
    それというのは北原白秋氏その人が、
    この児童に自分の感情を重ねたり移入しうる
    心当たりが過去にあるのだということを感じた。
    思いがけない失敗、純粋な過失、で済まされはしませんが、
    とにもせよ、誰が誰を責められましょう、という途方の無さは私にも感じられます。

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著者プロフィール

1885年(明治18年)、九州・柳川生まれ。童謡を含む幅広い作品で、日本の近代文学に偉大な足跡を残した詩聖。処女詩集『邪宗門』でエキゾチック感覚の象徴詩人として知られる。

「2020年 『美の魔睡 邪宗門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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