狂人日記 [青空文庫]

  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  • 裁判官か持つ殺人行為への疑問と殺人嗜好。

  • 清廉な法官として知られ、高い評判のまま世を去った一人の男。彼の死後発見された日記には、抑えがたい殺人願望とそれを実行した記録が認められていた。精神科医は、世の中にこういう狂人は彼ばかりでなく、数多く潜在していると語る。

    と落ちらしい落ちもない話。案外グロ描写が多いのが意外。中二病が書きそうな日記でもある。途中で飽きたのかもと思わせるラストだが、その辺も中二病日記っぽい。

  • 長年犯罪者を裁き続けてきた尊敬すべき判事、その死後発見された日記には、彼の殺人への興味と、その実行が書かれていた

    日記の内容が主ということで、独白で進行するのは、勢いのある流れを産み出していて成功している。原文ではどのようになっているのだろうと興味を持った。

    この話では人殺しの快楽というテーマは見事に文章に描ききられている。小鳥を殺人者の模倣をしながら殺すこと、小さな心臓の気味のよい鼓動。一人の子供を殺すこと、その壮絶な表情。眠る釣り人を鋤で殺すこと、その鮮血の美しさ。
    そして最後に無罪を知りながら、あわれな釣りびとの甥を死刑に追い込むこと、その正義の冒涜。

    悪趣味なところもあるけども、素晴らしい逸品

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