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- 青空文庫 ・電子書籍
感想・レビュー・書評
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先日、山種美術館の竹内栖鳳展に行ってきました。日本画についてよい文献が見出せないでいたところ、
青空文庫に上村松園の著作があることに気がつきました。本、と呼んでよいものやらわかりませんが、
青空文庫の上村松園の著作を挙げさせていただきたく思います。
「日本画と線」では、日本画の妙味はどこにあるか、それは筆によって生み出される、いろいろな味を
持った「線」であろうと述べます。色彩がなくとも、線が美しければ成り立つとも。「絹と紙の話と師弟の
間柄の話」からは、弟子は師匠を真似することに始まり、しまいには足音まで似てくるといった、
日本的な師匠と弟子の関係をみることができます。日本画の世界のみならず、落語、相撲など
日本的な道の世界にも同じ関係があるのだろうと感じさせられます。
83作品が登録されており、そのいずれからも、日本画の世界、そしてその背景をのぞき見ることが
できるでしょう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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