雄志さんの感想
2019年5月12日
人生の一情景。うつらうつらとしたような感じで、断片的な感じなんだけれど、言葉が繊細。
1905年広島市生まれ。慶應義塾大学英文科に進学し、「三田文学」などに短編小説を発表。帰省中に広島市の実家で被爆した。直後の市内の様子を書き留めたノートをもとに47年に「夏の花」刊行するなど、被爆後の広島の惨状を詳細に残していった。51年に『心願の国』を遺し自殺。 「2019年 『無伴奏混声合唱のための 魔のひととき』 で使われていた紹介文から引用しています。」