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感想・レビュー・書評
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ちょうど2013年の正月だから、永井荷風の本 『一月一日』を読んでみた。
つねに女の生き方に関心を持っている永井荷風は、
ご飯が嫌い。雑煮が嫌い。日本の料理は嫌い
と言う1人の人物に焦点を当てた。
場所はニューヨーク。
日本の料理を食べたい人たちばかりが集まるところで、
日本の料理を嫌う男の話題となった。
なぜその男が、ご飯が嫌いなのか。
それは、深く父親と母親の関係にあった。
わずかな文章の中で、浮かび上がらせる手腕は
さすが永井荷風である。
そしてそれは日本のおかれている女性の位置を明らかにしていた。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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