停車場にて [青空文庫]

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  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  • 「きのうの福岡発信の電報によると、当地で逮捕された兇徒が、裁判のために、きょう正午着の汽車で熊本へ護送されるということだった。」

    この兇徒は逃走に際し、巡査を殺してしまう。
    そして、再度逮捕され、護送時、
    悔いても悔いても悔いきれない、絶望的なことに遭遇するのである。

    「(略) 子供を背負った細身の小柄な婦人が人混みをかきわけて進み出た。この人は殺された巡査の妻で、背負っているのが息子である。(略)。」

    この後の、母子の振る舞い、兇徒の悔い、民衆の反応を示し、
    この話は「子どもたちへの深い愛情こそが、あらゆる日本人の心の大きな部分をしめているのである。」と小泉八雲が日本人観を披露しているが、日本、日本人も遠くまできたものだ、という感慨が湧いた。

    小泉八雲が今の日本の現状を見たら、どんな感慨を抱くであろうか。

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著者プロフィール

1951年生まれ
1980年 九州大学大学院法学研究科修了
1982年 大分大学経済学部助教授
1985年 北海道大学法学部助教授
1988~90年 イェール大学ロー・スクール客員研究員
1991年 北海道大学法学部教授
現在 北海道大学大学院法学研究科特任教授

主 著
『《法と経済学》の法理論』北海道大学図書刊行会,1996年
『法と経済学――新しい知的テリトリー(法学の泉)』信山社,1997年


「2015年 『≪法と文学≫の法理論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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