長崎の鐘 [青空文庫]

  • 青空文庫 (2011年8月9日発売)
  • 新字新仮名
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  • 最終章で作者は空爆や原子爆弾が投下されている悲惨な時代を原子時代と名付けている。人間は時代が変わり進化していくにつれ、様々な知識を身に付けるがその知識が科学の発展に貢献するものもあれば、将来的に人類に危害を加えてしまうものもある。原子時代ということで、原子力がこれからの明暗の鍵を握っていると伝えたかったのではないか。
     放射線の研究を携わっている一人の人間として、作者は自らがその原子力の破壊力の大きさに触れてしまったことで新たな興味も沸いてしまう複雑さも描かれている。

  • 場面の切り替え具合の鮮やかさ。まるでシナリオとして書かれたような。

    研究者の性もしくは業を感じてしまった。

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著者プロフィール

1958年群馬県生まれ。明治大学経営学部卒。東京タイムス記者を経て、フリージャーナリスト。著書には『究極にうまいクラフトビールをつくる』(新潮社)、『ビール15年戦争』『ビール最終戦争』『サントリー対キリン』『人事と出世の方程式』(日本経済新聞出版)『国産エコ技術の突破力!』(技術評論社)『敗れざるサラリーマンたち』(講談社)『一身上の都合』(SBクリエイティブ)『現場力』(PHP研究所)など多数。

「2023年 『日本のビールは世界一うまい!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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