回顧と展望 [青空文庫]

  • 青空文庫 (2011年1月1日発売)
  • 新字新仮名
4.00
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 4
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

青空文庫 ・電子書籍

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 作品名: 回顧と展望
    作品名読み: かいことてんぼう
    著者名: 高木 貞治 

    高木貞治の数学修業である

    高木先生の本は、共立からがほとんどで、共立から、岩波文庫に切り出されたもののようです。珍しいです。

    数学っていろんな入り方があるのだなあとおもってしまいます。

    概要は以下です。

    1894年 東京帝国大学へ入学
    1年 微積分と、解析幾何学を勉強
    2年 函数論の中の楕円函数論、サルモンの代数曲線論⇒射影幾何学
    3年・4年は自由に乱読、アーベル方程式、ガロア理論⇒代数学

    ベルリンへ留学 微分方程式、関数論、ガロアリロン、整数論、群論、代数的整数論、代数函数
    ガウス数体、レムニスケート函数、等角写像、積分方程式、ヒルベルト空間論、変分法、微分方程式

    帰国後 代数曲線、類体論、アーベル体

    ストラスブルグの万国数学会議 整数論、類体論

    クラインとの思い出 幾何学 という内容です

    高木先生の著書は、私がもっていたものだけでも、以下があります。
    解析概論には散々苦しめられた本ですが、数の概念は、薄っぺらい本だったのに全然に前にすすめなかった記憶があります。

    代数学講義
    初等整数論講義
    解析概論
    代数的整数論
    数の概念

    底本:「近世数学史談」岩波文庫、岩波書店
       1995(平成7)年8月18日第1刷発行
    底本の親本:「近世数学史談」共立出版
       1970(昭和45)年10月発行
    初出:「改造」改造社
       1941(昭和16)年発行
    ※表題は底本では、「1.回顧と展望(昭和15年)」となっています。
    ※底本は横組みです。
    入力:鈴木厚司
    校正:田中哲郎
    2010年12月2日作成

  • 時代を感じさせない若々しさに驚く。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1875-1960。岐阜県大野郡数屋村(現本巣市)生まれ。第三高等中学校、東京帝国大学理科大学数学科卒業。理学博士。東京帝国大学教授。第1回フィールズ賞選考委員。著書『初等整数論講義』『近世数学史談』『解析概論』『数学小景』等。

「2019年 『数の概念』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高木貞治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×