みだれ髪 [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字旧仮名
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感想・レビュー・書評

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  • 6つの章からなる歌集。『みだれ髪』というタイトルの章はないんだ!?(章の中の代表が本のタイトルになると思った)
    言葉遣いが古く、ひらがなが続くと句の切れ目がわかりにくいため、読む……読み解くのにかなり負荷がかかる。とはいえ、字を読むだけで(表面上の)内容を理解できる歌もちらほら。読めない歌が多い中で読める歌があると嬉しくなる。

    よく「情熱的(官能的、ぶっちゃけエロい)」と言われているようだが、何が情熱的なのかはわからなかった。うん、まあ「乳」って書いてあればエロいという気持ちはわからないでもないけど、でも昔の言葉遣いとか短歌特有の省略表現とかで、文脈がわからないからな。
    つまり『みだれ髪』がエロいと読める人は古典に強いってことか。『みだれ髪』も単に「髪がぐちゃぐちゃ」ではなく、「寝起きで髪がぐちゃぐちゃ(要するに朝チュン)」ってことらしい。

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著者プロフィール

1878年大阪府堺市生まれ。大恋愛の末、与謝野鉄幹と結婚。処女歌集『みだれ髪』で一躍、情熱的な歌人として著名に。その後、小説、随筆、評論、童話、戯曲など多岐に渡り活躍。『源氏物語』は、幼少時代からの愛読書で、現代語訳も3度手掛けている。1942年没。

「2023年 『与謝野晶子訳 紫式部日記・和泉式部日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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