心の芽 [青空文庫]

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  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  •  美しい鳥を取ろうとした少年は、足を怪我して障がいを持持つ。障がいを持った少年は職人になったけれども、自分の作っている作品は、誰かのために役に立っているモノなのか、誰かのためになる仕事をしているのかを考え始める。
     「おれのいままでの仕事は、みんなうそだったぞ。」と叫ぶところからが鮮やか。美しい鳥が取れなかったことも、それで身体障がい者になってしまったことも、後悔していない。自分に出来る事をすればいい。なんだかいい話だった。

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著者プロフィール

(著)
新潟県上越市生まれ。小説家・童話作家。1882年旧高田藩士の家に生まれ、東京専門学校(早稲田大学)文学部在学中に坪内逍遥に師事。卒業後は小説を執筆するかたわら童話を意欲的に発表し、「赤いろうそくと人魚」(1921)、「野ばら」、「ねむい町」など多くの童話を発表。「日本近代童話の父」として現在も読み継がれる。1961年に死去するまでにおよそ1200編にのぼる童話を残した。

「2022年 『小川未明童話集 赤いろうそくと人魚・野ばらなど』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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