雄志さんの感想
2018年7月14日
美しい鳥を取ろうとした少年は、足を怪我して障がいを持持つ。障がいを持った少年は職人になったけれども、自分の作っている作品は、誰かのために役に立っているモノなのか、誰かのためになる仕事をしているのかを考え始める。 「おれのいままでの仕事は、みんなうそだったぞ。」と叫ぶところからが鮮やか。美しい鳥が取れなかったことも、それで身体障がい者になってしまったことも、後悔していない。自分に出来る事をすればいい。なんだかいい話だった。
明治・昭和時代の小説家・児童文学作家。新潟県出身。「日本児童文学の父」と呼ばれ、『赤い蝋燭と人魚』『金の輪』などの名作を多数創作。 「2018年 『注文の多い料理店/野ばら』 で使われていた紹介文から引用しています。」