お伽草紙 [青空文庫]

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  • 青空文庫
  • 旧字旧仮名
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感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに読みたくなりました。こぶとりじいさん、浦島太郎、カチカチ山、舌切り雀を大宰が描くと、考え過ぎてどこか面倒でユーモラスで面白かったです。カチカチ山の小悪魔美少女うさぎと中年の狸の顛末にも笑いますが、今回は舌切り雀のふわふわしたメルヘンが残りました。お婆さんは辛辣で、これでは…と思いますし、お爺さんも怠惰で言い訳ばかりなのですが、雀とお爺さんのお宿でのひとときはメルヘン。それから、大宰が桃太郎を書かない、という理由をこねていたところも笑いました。大宰のユーモア、好きです。

  • 「人間失格」と「ヴィヨンの妻」ぐらいしか読んでいないので、真の太宰ファンには怒られるけど、この人の本はかなり好きだ。この作品は典型的な太宰イメージからは、ちょっと離れて知名度も低いかもしれないが、人間の内面のえぐり出し具合は、首記のメジャー作に劣らない。

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著者プロフィール

明治42年(1909年)青森県生まれ。小説家。1935年、「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。『斜陽』などで流行作家となるが、『人間失格』を残し玉川上水で入水自殺した。「乙女の本棚」シリーズでは本作のほかに、『魚服記』、『葉桜と魔笛』、『女生徒』がある。

「2023年 『待つ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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