三国志 03 群星の巻 [青空文庫]

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  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  • 董卓が実権を握り、我が物顔で政をほしいままにしているころ、曹操によって各地に檄が飛ばされ、袁紹を総大将とした討伐軍が編成される。劉備もその中に加わり、奮戦するが、、、、
    相変わらず、わかっていても劉備の人の良さにじれったくなる。物語であるので、本当にここまで仁義の人であったのか、吉川英治によって日本人好みの性格に描かれているのかはわからないが、とにかくつけいる隙を与えがちな印象を受ける。一方で袁紹や孫堅などは自分の欲望にも忠実で、隣国に攻め入って占領したり、玉璽を持って自国に帰るなど、人間性溢れるキャラクターとして描かれている。呂布なんかは本当におつむの弱い、戦でしか生きて行く価値のない人のように描かれているものだから、なんとも哀れな気もする。
    董卓は無事打ち取ったものの、帝室は相変わらず周りの傍若無人な扱いに翻弄される。この後物語がどうなって行くのか、だいたい覚えているのにそれでも先が読みたくなる。吉川英治の力量というべきか。

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著者プロフィール

1892年、神奈川県生まれ。1921年、東京毎夕新聞に入社。その後、関東大震災を機に本格的な作家活動に入る。1960年、文化勲章受章。62年、永逝。著書に『宮本武蔵』『新書太閤記』『三国志』など多数。

「2017年 『江戸城心中 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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