三国志 04 草莽の巻 [青空文庫]

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  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  • 吉川三国志第三章。
    いよいよ董卓は打たれ、歴史は大きく動いてゆく。呂布も実権を握ることなく、帝は曹操を頼って落ちのびていく。一方、次の時代を担う武将たちがいよいよ登場する。趙雲、孫策、太史慈、周瑜、張昭などなど、、、、
    そんな中、劉備は未だ勢力を伸ばせず、ようやく請われて就いた徐州太守も呂布に追われ、太守の座を呂布に与えてしまう。まだまだ天下三分の計にはほど遠い状況ではあるが、徐々にその勢力図が塗り変わってきている。
    吉川英治の三国志はときどき挿入される漢詩が非常に効果的に情景を映し出している。一方で合戦シーンなどは案外とあっさりと描かれており、血なまぐささや悲惨さはほとんど感じられない。物語の本筋にほとんど影響を及ぼさないような武将はどんなに勇名をはせていても至極あっさりと豪傑の前に斬られていくあたりも潔い。

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著者プロフィール

1892年、神奈川県生まれ。1921年、東京毎夕新聞に入社。その後、関東大震災を機に本格的な作家活動に入る。1960年、文化勲章受章。62年、永逝。著書に『宮本武蔵』『新書太閤記』『三国志』など多数。

「2017年 『江戸城心中 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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