1892年、岡山県生まれ。本名・韶夫。別名・胡鉄梅、小原俊一。早稲田大学英文科卒業。1922年から『新青年』に翻訳を寄せるようになる。25年の「十時」を皮切りに、探偵小説の創作にも手を染めるようになり、ロマンティシズムとリリシズムあふれる秀作を発表。また、胡鉄梅名義での辛口の匿名批評も話題を呼んだ。1962年、脳出血で急逝。没後50年経ってから初の単著『妹尾アキ夫探偵小説選』(論創社、2012)が刊行された。
「2019年 『至妙の殺人 妹尾アキ夫翻訳セレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」