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- 青空文庫 ・電子書籍
感想・レビュー・書評
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「その旅館は、楽園のよううに思えたし、女中(メイド)たちも天女の
ようだった」
このような出だしで、物語は始まる。
懐かしいかつての日本の生活と風景があった。
懐かしいと言っても、私が生まれる大分前の世界だが。
こういった落ち着いた世界を、私は好む。
「浦島太郎」のその後の生き方に関しての
西洋人の見解の相違に面白さを覚え、
「貧しい木樵の夫婦」の話には、「老妻」の振る舞いに、
女性の若さ、美しさへの強い思いを感じ、男には、
単純に喜んでしまう素朴さを覚えた。
中々心に残るものだった。
昔話の世界を読んでみるのも楽しいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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