赤い蝋燭と人魚 [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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レビュー : 11
  • 青空文庫 ・電子書籍

感想・レビュー・書評

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  •  ブクログの誰かのレビューをちらと見て、気になっていた本。割と有名?
     人間の温かさの下で育ってほしいと願う母親と、最後の結末の対比が大きすぎて悲しい。おじいさん・おばあさんの気持ちの裏側があったら……と想像をなんとなくしてしまう。本当はつらかったんじゃないのかなとか。南の方へ連れて行かれた人魚は鬼になってしまったのだろうか。

  •  どんなに心優しい人間でも、ふとした瞬間、欲望剥き出しの醜い生き物に変貌する。勧善懲悪、因果応報。そんなお話。

  • 最初は美しい情景ばかりが描かれていたのに、次第に剥き出しになっていく人間の醜さが秀逸にえがかれている。勧善懲悪の物語だった。

  • 私にとって、小川未明というと・・
    この作品となります。

  • 目線が変わる。その仕掛けが見事。静かな怖さ。人間の怖さ。落ち着いて読みたい小作品。

  • この話を読んだ後は赤い蝋燭を見るのが怖い。

  • 短いけれど凄い話でした。神様は神にもなるし、鬼にもなる。

  • 小川未明やっと真面目に読んだ。酒井駒子の絵で絵本?が出ているらしく…ぜひ読みたい!!

  • 初・小川未明。

    序盤は勝手にかぐや姫的なストーリーを想像していた。

    美しく健気な娘を平然と売り渡す老夫婦の変貌ぶり、そんな娘を獣同然に扱おうとする香具師が恐ろしい。

    人々の関心が娘の美しさから、蝋燭の不思議な力、そして最後には神に移って行く様はとても自然で醜い。

    きっと信心も彼らにとっては一時の病のようなものなんだろう。短いながら、人間の底の浅さというか、醜さを見せつけられる。

    娘の悲しみと人間を信じ切っていた母親の恨みと、そして本当に神が祟ったのかなと思ってしまう結末だった。

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著者プロフィール

小川未明(オガワ ミメイ)
1882年新潟県高田(現上越市)に生まれる。坪内逍遥や島村抱月から指導を受け、ラフカディオ・ハーンの講義に感銘を受ける。卒業後、早稲田文学社に勤務しながら、多くの作品を発表する。1925年に早大童話会を立ち上げ、翌年、東京日日新聞に「今後を童話作家に」と題する所感を発表し、童話専念を宣言する。1946年に創設された日本児童文学者協会の初代会長を務め、1961年没。童話の代表作としては「月夜と眼鏡」のほか、「金の輪」「赤い蝋燭と人魚」「野薔薇」などがあげられる。

「2019年 『月夜とめがね』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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