山之口貘詩集 [青空文庫]

  • 青空文庫 (2020年7月19日発売)
  • 旧字旧仮名
4.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 1
感想 : 1
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

青空文庫 ・電子書籍

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 青空文庫
    『山之口貘詩集』
    著者:(やまのくち ばく)
    https://www.aozora.gr.jp/cards/001693/card55053.html

    底本: 山之口貘詩集
    出版社: 原書房
    初版発行日: 1958(昭和33)年7月15日


    喪のある景色/世はさまざま/疊/炭/思ひ出/結婚/友引の日/夢を見る神/上り列車/彈痕/紙の上/日和/襤褸は寢てゐる/加藤清正/鼻のある結論/士族/猫/轉居/思辨/來意/再會/座蒲團/傘/數學/僕の詩/存在/食ひそこなつた僕/マンネリズムの原因/無機物/音樂/會話/日曜日/挨拶/岬/玩具/第一印象/石/生きてゐる位置/光線/夢の後/夜/解體/青空に圍まれた地球の頂點に立つて/賑やかな生活である/妹へおくる手紙/疲れた日記/無題/夜景/生活の柄/論旨/大儀/鏡/食人種/自己紹介/立ち往生/雨と床屋/萌芽/唇のやうな良心/座談/端書/現金/春愁/教會の處女/若しも女を掴んだら/求婚の廣告/杭/天/散歩スケッチ/晴天/動物園/ものもらひの話



    喪のある景色

    うしろを振りむくと
    親である
    親のうしろがその親である
    その親のそのまたうしろがまたその親の親であるといふやうに
    親の親の親ばつかりが
    むかしの奧へとつづいてゐる
    まへを見ると
    まへは子である
    子のまへはその子である
    その子のそのまたまへはそのまた子の子であるといふやうに
    子の子の子の子の子ばつかりが
    空の彼方へ消えいるやうに
    未來の涯へとつづいてゐる
    こんな景色のなかに
    神のバトンが落ちてゐる
    血に染まつた地球が落ちてゐる

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

山之口貘(やまのくち ばく)
1903年~1963年。沖縄生まれの詩人。1938年、第1詩集『思辨の苑』。1940年、第2詩集『山之口貘詩集』。1958年、『定本 山之口貘詩集』で第2回高村光太郎賞受賞。1963年、59歳で永眠。死の直前、詩業に対し沖縄タイムス賞が授与される。1964年、遺稿詩集『鮪に鰯』刊行。1975(~1976)年、『山之口貘全集』(全4巻)刊行、近年では、2013年に『新編 山之口貘全集』が刊行されている。

「2019年 『すごい詩人の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山之口貘の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×