雄志さんの感想
2019年5月1日
中原中也の詩は分からねえと思うことがたびたびあるのだけれど、この文章読んだら、分からねえってなってもしょうがないや!とすら思えてくる。 相手の事を思って~とは言うけれど、相手の事を思って行動したことが却って仇となる事の例が示されていて、少し疑心暗鬼にもなってしまう。でも、そうやってぶつかりあってこそ分かりあえることもあるわけであって……(少し青春っぽい?)
山口県生まれ。東京外語専修科修了。若くして詩才を顕わし、15歳で友人との共同歌集『末黒野』を出す。1925(大正14)年上京、小林秀雄、永井龍男、河上徹太郎、大岡昇平らと交遊し、1934(昭和9)年に第一詩集『山羊の歌』を自費出版する。1933年の結婚後、長男文也を2歳で失ってから心身が衰弱し、1937年、鎌倉で急逝。小林秀雄に託されていた詩稿が、翌年に『在りし日の歌』として出版された。 「2024年 『女声合唱とピアノのための 盲目の秋』 で使われていた紹介文から引用しています。」