舌を噛み切った女 またはすて姫 [青空文庫]

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  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  • 山賊の中で育った女が都の女と出会う。
    なんとなーく雪の女王の山賊の娘を連想した。
    あのこが悲しく大人になっちゃったようなお話。

    野郎ども、とくに庇護者のおっさんが胸くそ悪い。
    昔の男が書いた話だし仕方ないかもしれないけれど、このすさまじい男目線のいまいましさときたらこの野郎、と思いながら読んでいた。

    が、思いがけず主人公が格好よかった。
    胸のすくような展開でこそないけれど、この時代この状況の中をあがいて生き抜く強さが好きだ。
    そんで、女の子同士の関係をけがさない書き方が好きだ。

    お姫様と末永く幸せにくらしました、めでたしめでたし。
    という結末を望みたい。

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著者プロフィール

一八八九年石川県生まれ。詩人、作家。一九一五年、萩原朔太郎、山村暮鳥らと交わり、『卓上噴水』を創刊。一八年『愛の詩集』を自費出版、以後『抒情小曲集』『寂しき都会』など数々の詩集を刊行。五八年『杏っ子』により読売文学賞、五九年『我が愛する詩人の伝記』により毎日出版文化賞、『かげろふの日記遺文』により野間文芸賞を受賞。一九六二年没。

「2021年 『二魂一体の友』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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