怪人二十面相 [青空文庫]

  • 青空文庫 (2016年4月4日発売)
  • 新字新仮名
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青空文庫 ・電子書籍

感想・レビュー・書評

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  • 私がこの小説を読むきっかけとなったのは、青山剛昌による大人気漫画(アニメ)『名探偵コナン』である。『名探偵コナン』に登場するキャラクターには江戸川乱歩の作品を基に作られているものがあることはご存じの方も多いのではないだろうか。

     『怪人二十面相』というタイトルからもわかるようにこの小説では、大怪盗・怪人二十面相が登場する。羽柴家の大邸宅を舞台に怪人二十面相と名探偵・明智小五郎が対立するのだ。「二十面相」と言われるように彼は変装の達人であり、その変装技術は読む者をあっと驚かせる。物語全体においても「変装」が大きなカギとなっているように思う。

     また、この物語の中でも注目してほしいのは、やはり少年探偵である小林芳雄である。今回、明智小五郎は出張しているという設定により登場がかなり遅いが、その分明智小五郎の助手である小林少年の出番があり、大人顔負けの推理力で怪人二十面相を追い詰めていく。

    そうした名コンビである探偵たちと大怪盗の対立は飽きることのないスリル感があり、奇想天外な物語展開であった。

  • この作品はとても読みやすく展開が面白くて、一気に読み終わりました。この作品は、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズの第一巻です。全二十六巻あります。これを機にシリーズすべて追っていこうと思います。

    この作品は、怪人二十面相が予告状を出してお宝を盗みだすのを、明智小五郎と小林少年が防ごうとするというわかりやすいストーリーになっていて、随所でヒントを与えてくれる親切な文章でとても読みやすかったです。子供でもとても読みやすい作品だと思いました。

    最初に書いた通り、飽きがこない展開の仕方だなと思いました。長編としては短めの作品ですが、その中で事件が起き、一つの事件でも展開が二転三転している。
    優勢だったのにいつの間にか劣勢になり、そこからまた優勢になる。
    この繰り返しで、私は、ハラハラやドキドキが作品を読み終わるまで止まりませんでした。ハラハラドキドキを残酷な描写を書かずに読者をそうさせる江戸川乱歩のすごさに驚きました。

    また、怪人二十面相の性格がかなり執念深く、性格もあまりよくなさそうだったことが意外でした。なぜなら、この作品を読む前にあらすじとか見ていて、私の頭の中で「名探偵コナン」に出てくる怪盗キッドというキャラクターと同じように、紳士的なイメージなのかなと思い込んでいたからです。しかし、怪人二十面相は素直だなとも感じました。それは、明智小五郎に悔しい思いをさせられたとき、悔しそうな反応をしていたからです。また、私は読んでいて、怪人二十面相の正体が気になって仕方がないです。二十面相といわれるようにその都度変装をするため、だれも素顔がわからない。お宝をとる前に予告状を出し、盗まれないように厳重に対策をしているのにもかかわらず、あっという間に盗み出していくので、その正体が誰なのか、本当の素顔がどんななのかとても気になりました。

    明智小五郎と怪人二十面相の頭脳戦もすごかったです。二十面相の事前準備は念には念をいれているが、それを上回る明智小五郎の知力と警戒心がすごかったです。個人的に好きだったのが、明智小五郎と外務省の役人に変装した二十面相との駆け引きが良かったです。密室に追い込まれた明智探偵の見事な切り返し、さらに、運転手の替え玉を用意していた二十面相の周到さに舌を巻きました。

     この作品を読んで、小中学生のころに読んでおけばよかったと思いました。この作品は、ミステリー小説初心者の人に薦めたい小説です。

  • 『怪人二十面相』は、1964年の8月に第一刷の発行がされた。もう発行されて今月で57年がたとうとしている。しかしこの本は、57年たとうとも今でも老若男女問わず愛読されている人気小説のうちの一つだ。私がこの物語を読むきっかけとなったのは、幼い頃から大好きだった青山剛昌の作品である『名探偵コナン』である。この漫画も長い間、幅広い年齢から愛されており知らない人はいないのではないかと思うくらい大人気の作品である。『名探偵コナン』に登場するキャラクターは江戸川乱歩の作品を基に作られている。例えば「コナン」は、江戸川乱歩と『シャーロック・ホームズ』シリーズの作者であるアーサー・コナン・ドイルを組み合わせて名付けられた。
    私が初めてこの作品の『怪人二十面相』というタイトルを見たとき「怪人」というワードからホラーというジャンルが思い浮かんだ。しかしこの小説は、ホラーではなくミステリーである。この物語には怪人二十面相という名の大怪盗が登場し大邸を舞台に怪人二十面相と明智小五郎という名の名探偵が対立するというストーリーである。怪人二十面相は変装の達人であり、誰もしらない二十の顔を持つと言われている。怪人二十面相の変装は読者が唖然とするほどのスキルで誰もが驚くだろう。彼の変装はこの物語の大きなカギとなっている。さらに怪人二十面相には、「人殺しをしない、いつ・どこで・なにを盗むのかを予告してからお目当てのものを盗みにいく」という決まりがある。そして何より名探偵である明智小五郎との対決を楽しんでいる。怪人二十面相は悪役として書かれているが、こうした部分から悪役ながら格好いいという印象づけがされている。
    またこの物語には物語の要所に「読者諸君、ひとつ想像してご覧なさい。」などというように読み手に考えさせる描写が見られる。このような文章をいれることで読み手にも考える時間を与え物語に集中させ、ストーリーの中にいるような感覚にさせる効果があると考えた。
    探偵の明智小五郎と少年探偵の小林芳雄は名コンビであり素晴らしい観察力と推理力で怪人二十面相を追い詰めていくというシーンは、個人的にスリルがあり面白く注目すべき点だと考えた。
    最後に、この『怪人二十面相』という物語は児童文学のため、初めて読む人や小学生のような小さい子供でも内容が分かりやすく読みやすいものということを重視した物語になっておりそれに加えて先程述べたように探偵たちと怪人二十面相の対決はスリルがあり魅力が詰まっているためそれらが今でも老若男女に愛される理由なのではないかと考えた。

  • 推理小説は小説のジャンルの中でも一番読んでいてとてもワクワクします。
    『怪人二十面相』も今私たちが読めばよくある話だなと思ってしまうかもしれません。そのくらいあまり複雑ではなく、ラストに向かうまでの過程はドキドキしましたが、物語の最後も思ったよりあっさりと終わりました。軽く読むことが出来るので私は好きですが、内容重視で複雑なトリックをお求めの方は少し物足りなさを感じるかもしれません。また、調べたところ、『怪人二十面相』は児童文学のため、初心者や子供にも分かりやすいということを重視した面白い内容になっているのかと思います。『怪人二十面相』は、江戸川乱歩が日本に推理小説を確立させた代表的な作品でもありますので、今ではよくあるようなトリックもまだこの時代では新しくて、子供たちの心に刺さる面白さだったのかもしれません。
    まず、犯人の怪人二十面相は単なる怪盗ではなく、お宝や美品を盗むばかりで殺人は犯さないのです。怪人二十面相の武力で解決するのではなく知恵を使ってどうにか盗み出すというスタンスが他の作品の犯人とは違って、怪人二十面相の魅力だと思いました。また、羽柴家のダイヤを盗む際に、息子の壮一になりきって、手紙や顔を偽装し、盗むためにわざわざそんなことまでしたのか、と思わせてくれました。そんな怪人二十面相の以外に努力家な面がとても良いキャラだなと思いました。トリックが最後まで明かされなかったり、謎な部分が残ったりしましたが、読者の想像で考えることができるのでそこもまた魅力だと思いました。また、この小説は語り手(第三者)が物語を進めていくところがとても面白いです。語り手が何度も読者に語り掛けてくる感じは、自分が物語に入り込んだような感覚にさせる役割になっているのではないかと考えました。
    そして、この作品の見どころは、何といってもやはり小林少年の活躍です。小林少年は明智小五郎の助手であり、明智が不在の間も大人顔負けの頭脳で問題を解決していきます。後半になると、少年探偵団が活躍しますが、怪人二十面相との知恵比べが読んでいてとても読者を楽しませてくれます。特に、小林少年の使う道具は、ラジオや飛行機機能の付いた伝書バト、万年筆型懐中電燈などの七つの道具を持っていますが、どれも子供らしい発想の万能なものばかりで、ここでも児童文学らしさを感じました。この道具たちをどこでどんな風に使って見せるのかが見どころだと思います。この少年探偵団は後に江戸川乱歩の明智シリーズとして再登場しているのでそちらも気になります。初めに、複雑で高度なトリックを求めている方には不向きな作品だと言いましたが、私は予想していなかったことや種明かしで驚いた部分もあったので、ある程度楽しめる方も多いかと思います。明智小五郎と二十面相のハラハラの戦いに注目してぜひ、推理小説がお好きな人には読んでもらいたい作品でした。

  • 怪人二十面相、その名の通り二十の異なる顔を持っている変装の名人。それと対峙するのは探偵・明智小五郎とその助手の少年探偵・小林芳雄だ。二十面相は変装もさることながら身体能力も高く逃げ足が速く誰も彼を捕まえることができない。警察ですら手に負えない彼の正体・素顔は彼の手下ですら知らないのである。

    初心者でもとても読みやすい文章になっていて、すらすらと読み進めてしまうと思う。ミステリー好きで推理ものをよく読んでいる人だったらトリックがわかってしまうところもあるかもしれない。それでもつまらないと思わないのはやはり江戸川乱歩の巧みな表現や物語内で繰り広げられる彼らの鮮やかな戦いにあると思う。

    小林少年の推理力も明智探偵のそれに引けを取らない。「子供」という圧倒的な武器を味方に小林少年も奮闘する。明智不在の際に活躍する小林少年にもぜひ注目してほしい。

  • 「怪人二十面相」は、江戸川乱歩の少年向けミステリー作品のひとつであり、少年探偵団シリーズの一作目である。子どもの頃に興味を持って読んでいたという人も多いのではないだろうか。変装が大得意で消えるのも現れるのも軽々と自由にこなす怪盗、怪人二十面相。そんな彼に対抗するのが、いつも冷静にものごとを解決する頭の柔らかい明智小五郎という名の名探偵。そして明智のそばで活躍する弟子の小林少年が中心となっている少年探偵団。それぞれ毎度期待以上のタネを仕掛けてくるが、それが吉と出たり凶と出たり、読みながらこの先どのような展開になるのか読者が考えられるところもとても面白い。

     怪人二十面相は、高価な宝を巧みなトリックを使って盗んでは町の人々を困らせ続ける。二十面相と言われるだけあってその都度うまく変装しているため、だれもその素顔を知らない。ものを盗むときには予告状を送り、日時まで指定して人々に自ら注意を呼び掛ける。もちろん人々は盗まれないように厳重に警備して対策しておくが、それでもあっという間に盗んで逃げてしまう。まるで魔法を使っているかのように自由自在にこなすので、ますます正体が気になって仕方がなくなるのだ。ちなみに、彼にとってはお宝を盗るのがメインであって、それのために脅すようなことはあっても人を殺したりするようなことは決してない。また、明智に悔しい思いをさせられると素直に悔しそうな反応をする。そういったところには少し人間味を感じられるので、話を読めば読むほど二十面相の正体が気になっていくのである。

     一方の明智小五郎は、二十面相側が有利になって読者がドキドキする展開になると、実は明智なりの戦略があったりして予想できないところに面白さを感じる。「さすが名探偵明智小五郎!」と言ってしまうような策略が読者を惹きつけてくれるのだ。

    この作品は、表現の違いなどが難しく、昔の小説を読むのが苦手だったり初めてだという人に特に読んでほしい。少年向けであるこの話は、大人はもちろん子どもでもわかりやすく読みやすい作品になっているので、世代を問わず本当にいろいろな人におすすめしたい一作だと思っている。

  • 江戸川乱歩をどれくらい知っているだろうか。日本史や国語などで近代文学史を勉強した際に出てきた、自分が読んでいた作品に名前が出てきた、ゲームやアニメで名前を知った、などでその名前を知っている人は数多くいるだろう。かくいう私もそれらで名前を知った一人だ。しかし、実際に彼の作品を読んでみた人はどれくらいいるだろう。
    今回取り上げる『怪人二十面相』は江戸川乱歩が大衆向けに執筆した作品の一つである。子どもにも読みやすい文体と内容になっているため、小学校や中学校で読んだという人もいるかもしれない。登場するのは二十もの全く異なる顔を使い分け、毎日のように新聞記事を賑わせる大盗賊。その鮮やかな手腕は誰もが舌を巻き、噂する。そんな怪盗がもし自分の周りに知っている人の顔をして現れたら、果たして私たちは見破ることができるだろうか。普通なら気づくことはないだろう。そうして後になって真相を知り、驚くのだろう。よほど優れた観察眼と頭脳を持つ人でなければ見破ることはできない。そう、名探偵でもなければ。
    盗賊が出るとなると、やはり登場するのは探偵である。今作では明智小五郎という名探偵が登場し、二十面相と対立する。大胆な手腕で周りの人を驚かせる二十面相と、その頭脳で数々の事件を解決し、人々から頼りにされる明智小五郎。果たして二人のうちどちらが勝つのか、どのような手口を使って探偵は盗賊を見つけ出すのか。手に汗握る頭脳戦が紙の上で繰り広げられる。
    何度読んでもこの作品は非日常感を読者に味わわせて、子どもの時に戻ったようなワクワクする気持ちを与えてくれる。作者の置く伏線に気づかず、ラストで見事に回収されたときには思わず拍手を送りたいほどである。ミステリー作品を読んでみたいという人にはもちろん、ミステリーが好きな人にもおすすめしたい作品である。どんな人でも気軽に読めるこの作品を、ぜひこの機会に手に取ってみて読んでみてほしい。

  • もし、自分の家族や友人が本物そっくりになりすまされた偽物だったら?もしその偽物が我が家の宝物を狙っている泥棒だったら?
     「そんなことありえない」というのが多くの人の声かもしれない。しかし、「そんなこと」をやってしまうのが天下の大泥棒「怪人二十面相」だ。博物館の館長や狙ったお宝を所有する人物の家族、それから敵である名探偵明智小五郎にまで、モデルがアルセーヌ・ルパンというだけあって、変装して場に溶け込むことは怪人二十面相にとって容易いことだ。多くの人の目を掻い潜りながら大胆にもお宝を盗み出す手腕は敵ながらあっぱれである。それでは、いつも怪人二十面相のなすがままになってしまうのか、というと、そうではない。そこで登場するのは主人公の名探偵明智小五郎である。今作では物語後半で登場し、怪人二十面相と火花を散らす頭脳戦を繰り広げる。怪人二十面相顔負けの大胆な手腕にも注目だ。
     現在私が好きな小説ジャンルの1つにミステリー小説があるが、その中でもこの「怪人二十面相」は私が人生で初めて手に取ったミステリー小説だ。小学生高学年の時に学校の図書室で借りて読んだことを覚えている。ジュニア向けの作品というだけあって、当時小学生の私にも読みやすく、『怪人二十面相』だけでなく、『少年探偵団』シリーズ全26巻をあっという間に読破した。中でも小林芳雄少年率いる「少年探偵団」の存在がより物語を親しみやすいものにしていると思う。小林少年は名探偵明智小五郎の助手で、怪人二十面相と対等に渡り合えるほどの頭脳と行動力の持ち主だ。名探偵明智小五郎の補佐として異存はない。しかし、冷静に考えてみると、名探偵の成人男性の助手に子どもがあてがわれるというのは少々現実味がない感じがするが、当時小学生であった私にとっては名探偵明智小五郎に対する親近感を増加させる肯定的な要素でしかなかった。この作品は私をミステリー小説好きに誘った張本人であろう。
     大人になって読み直しても、小学生時代に読んだように、名探偵明智小五郎と怪人二十面相の攻防戦をドキドキワクワクしながら楽しむことが出来る。また、「怪人二十面相VS名探偵明智小五郎」の構図で進む単純明快な物語であるため、その内容把握に煩わされることはない。軽い気持ちで読み進めることができるこの作品を近年読書離れしてしまっている現代を生きるすべての人におすすめしたいと思う。私もこれを機会にシリーズ全作読み直してみようと思う。

  • 作者の江戸川乱歩は本名平井太郎で、三重県出身である。推理小説作家、評論家。彼の代表作は「人間椅子」「二銭銅貨」「陰獣」「D坂の殺人事件」など。
    「怪人二十面相」は怪人二十面相が様々な姿に変装しながら、高価な財宝を盗んでいく話である。彼は盗む前に事前に予告をしてから犯行に及ぶという普通の盗賊と違う方法で犯行を行うが、殺人などはしない。名探偵の明智小五郎や助手の小林少年、少年探偵団などの人物が解決に向かうが、なかなか捕らえることができなかった。怪人二十面相は様々なものを盗んでいったが、最後には明智や少年探偵団の協力で捕らえられる。
    話の展開が面白く、次々と事件が起きるので、大人でも子どもでも楽しめる小説である。

  • 江戸川乱歩のジュニア向け推理小説の第一作。1936年(昭和11)『少年倶楽部(くらぶ)』連載。モデルはアルセーヌ・ルパンで、帝都を荒らし回る変装の名人二十面相は単なる盗賊ではなく、芸術家肌で独得の泥棒美学の持ち主。この怪人二十面相が名探偵明智(あけち)小五郎と火花を散らす知恵比べを演じる。プロットは単純で、一人二役、三役のトリックの反復にすぎないが、明智の助手を務める小林少年と配下の少年探偵団という設定が大好評を博し、続編『少年探偵団』以下、30巻以上のシリーズとなった。戦前戦後を通じて、少年少女の推理小説入門の役割を果たしている。

    盗賊という言葉を聞くと人殺しを連想せざるを得ないが怪人二十面相は違う。怪人二十面相は、人殺しをしない上に事件予告をする。いつどこで盗むかを伝える。そのようなヒントを与えても犯罪を成功させてしまうのは、怪人二十面相は誰にでもなりきれるからだ。それによって周りに人にはバレずに秒で犯罪を済ませてしまう。最終的には、明智小五郎との緻密な戦いが始まる。二人のお互いの心理を読み取り、わざと騙されたり、騙したりする光景から目を離すことができない。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

江戸川乱歩の作品

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