一人の芭蕉の問題 [青空文庫]

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感想・レビュー・書評

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  •  探偵小説と大衆小説の合わせ技は可能か。今でこそ推理モノはたくさん出ているけれど、探偵小説であるとは言えないものが多い。乱歩のいう探偵小説は必要最低限の登場人物の人生と生活を描写と、推理させるトリックや要素があればよい。つまりやれネタ走りだの、探偵の日常生活だのは不必要、むしろそれは大衆文学であると(まあ、確かに読者の知らない要素がいきなり出てくるものは探偵小説ではないという説は納得だが)。
     ヴァンダインの説はちょっと厳しいところもあるけれど、その条件をクリアした大衆小説は今あるのか……?(多くはないと思う)

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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