東亜の平和を論ず [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
4.00
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 2
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 青空文庫 ・電子書籍

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • (あくまで一個人の意見として読んでいただけると犀Y)
     日露戦争中のあたりに行われた講演?あのロシアにはきっと勝つと意気揚々だけど、その結果は負けみたいなところもあるわけであって……。
     中国(当時は清)には過去に文化的なところや仏教などといったところで、お世話になったから、欧米諸国がじわじわ来ている今、経験者(開国からの明治維新の)である強い日本が助けてあげましょう!って感じのニュアンスか?後に日本の所属になる満州も、過去に中国の脅威になったトコロがあるから、日本がなんとかして満州をいい感じにしてあげましょうって感じに見える。中国の方が大先輩だったのでーとか言っておきながら、どこか上から目線な感じがするのは気のせい……?
     今まで読んできた戦争関係の本でもそうだったけど、文官(≒政府)と軍人(陸軍など)の中で意思疎通が図れてなかったり(まあ出が違うってのもあると思うけど……)、文官による統制がとれてなかったりもあったので、こうは考えていたけれど、結果的には……と言ったところでしょうかね。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1838―1922 佐賀藩出身。第8代・第17代内閣総理大臣。2度目の首相をつとめているときに「対華二十一か条の要求」があり、本書が出版された。

「2021年 『大隈重信、中国人を大いに論ず 現代語訳『日支民族性論』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大隈重信の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×